高齢者なので昔話は得意ですが・・・
1990年代の前半のころは、NECのパソコンPC9800シリーズというのが国民機と言われてて、特にビジネスユースではほとんどの会社で導入されてました
windows95がないころはMSDOSの時代で、今みたいにどのメーカーのPC購入してもほとんどのソフトが動く(macとかは除く)のではなく、pc98か、その互換機であるエプソンのpc286、pc386じゃないとビジネスユースでは動かせるソフトがほとんどないという時代です(ホビーユースではシャープのX68000が人気あったようですが)
officeなどもなく、一太郎と1-2-3がデファクトスタンダードという時代です
これは日本だけの話です
海外ではIBMのPC/ATとその互換機のシェアがトップで、日本でも、売られていましたが、標準では日本語が扱えないので、日本仕様のIBM 5550シリーズがビジネスユースで、IBMJXが家庭用に販売されていました(JXの販促ポスターには森進一が・・)
PCAT互換機(ピーシーエーティーゴカンキ)とは - コトバンク
でも日本ではpc98だけが売れ続けて、世界のIBMとはいえ、5550もJXも全然売れませんでした(ちなみにプリント業界にいた更にその前は別の業界で働いていたんですが、自分の勤める会社はIBMの代理店もしてたので、会社にあったパソコン(ワークステーションといっていましたが)はIBM5550でした)
前置きが長いですねm(_ _)m
国民機とまで言われたPC98はNECの慢心からか、あるシリーズでカレンダーの年が更新されない(サザエさん?)とんでもないバグ付きマシンを世に送り出してしまいます
車なら間違いなくリコールなんですが、NECは仕様だと言い張ります(結局次のロットからは治るんですが仕様なら治さなくてもw)
このころからホビーで使っているパワーユーザーはpc98に見切りをつけpc/at互換機で遊び始めます PC98より高いのですが5550よりは遥かに安いIBMではないpc/at互換機が怪しげなショップ*1から通販で買えました(当時まだインターネットはなしです)
dos/vという日本向けのMSDOSを使うと海外仕様のpc/at互換機でも日本語が使えたのです
私は1990年頃に30万でpc98の互換機のpc386を買いましたが、1992年にdos/vのpc/at互換機も50万で買いそろえました
当初は「いろいろあってもやはり国民機のpc98の方が・・・みんな使ってるし」と思ったのですが、ひょんなことからLINUXの存在を知り、あるパワーユーザーが「pc98は先がない、PC/AT互換機ならオープンソースでいろいろソフトもあるよ」というので、10年先を見越したら国民機はないなと思ったのでした
そしてそれは現実になり流石にlinuxが覇権を握るのはずっとあとですが、windows95が出たら、PC/AT互換機がpc98のシェアを食い始め、windows98の頃にはついにpc98は無くなってしまいます
pc98は古いユーザーのためのもろもろが足枷になり・・・
何が言いたいかというと、やはりいつの時代も新しいものが古いものを駆逐していくんじゃないかと・・・
まあ、芽が出ない新しいものもあるんですが・・・
シストレで肝心なのはプラットフォームでもストラテジーでもなく、株価データから戦略を生み出す手段をどうやって生み出すかというノウハウなんじゃないかと・・・
市場は生きていますしIT環境も生きていますので、何がどう転んでも何とかなるようにしとくのがベストかもしれません
なかなか大変ですが・・・・
将棋でも囲碁でもAIが人間のトッププロより強くなっています
昔こんな記事を書いたらある人から笑われました
まあ私では駄目でしょうが、たぶん、ローソク足の読み方すら知らない人の開発するシステムが出力するストラテジーの方がパフォーマンス良かったりするんじゃないかと